通信制高校への転校と進路への影響

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全日制高校を辞めて通信制高校へ転校したら就職や進学に影響があるでしょうか、それぞれ事情は違いますが、ネガティブにとらえる必要はありません。

一つ一つ考えてみましょう。

卒業生の履歴書と転校

通信制高校への転校が進路に大きく影響することは考えにくい。

全日制高校から通信制高校へ転校すれば履歴書には転校したことを書かなければならなくなります。

2018年4月 ○○県立××高等学校入学

2018年10月 私立△△高等学校転入

2021年3月 私立△△高等学校卒業

という具合です。

転校と書いてきましたが、前の学校を出ることを転学といい、次の学校に移ることを転入といいます。なので、転校したときは転入となっています。

さて、転校する本人は「成績不振」「出席日数」「対人関係」など、悩みがあって転校したつもりでいるかもしれません。

しかし、小中学校までに転校した友達いた人は思い出してみてください。

基本的に小中学校で転校した友達って、成績不振だったり、出席に数が主な原因だった人っていますか?

いじめや対人関係はあったかもしれませんが、転校した人の多くは保護者の事情だったり、子供ではどうしようもない場合の方が多かったのではないでしょうか。

転勤で一緒についていくためだったり、家庭の事情だったり様々ですよね。

その人たちが、中学3年で転校したから高校進学できなかったという話は特になく、これは高校でも影響はありません。

通信制高校へ転校した人の調査書

調査書は進路に直接影響するので気になるところかと思います。調査書には出席日数から成績からなにから記載され、就職なら就職先へ、進学なら志望校に送られます。

だからといって、それによって落とされたというのは考えにくいことが多いです。

全日制高校で欠席が多くて通信制高校へ転入した人でも、転校が理由で就職に失敗するケースは私が知る限りでは聞いたことがありません。

就職で調査書が求められ提出が必要になるケースは、高校3年のときに進学先に提出したり、ハローワークを通して就職するときくらいです。どちらかというと進学希望者が多いので、就職に関してはそんなにたくさんのケースを扱ったわけではありませんが、就職した人も珍しくはないので、就職できなかったからと言って通信制高校に転校したことだけが影響しているとは思えません。

また進学でも影響は大きくはなく、一般選抜型入試、学校推薦型入試、総合選抜型入試(旧AO)など受験の方法は様々ですが、学校推薦型入試、総合選抜型入試の1次試験として書類選考で調査書の提出がある場合、通信制高校に転校してきた生徒が書類だけで落とされたケースは今のところ知りません。

ただし、学習が苦手、面接が苦手、小論文が苦手などは確実に影響します。これは転入しているかどうかというより、本人の努力や能力の問題です。

大分、昔のことですが、ある専門学校で特定の通信制高校の生徒を取らないという話があったようです。しかし、それはその学校の先輩がなにか問題を起こしたからであって、通信制高校だからということではないようでした。

履歴書より赤裸々に、高校時代の過ごし方が伝わってしまう「調査書」。これは変えようがないので、どうどうと充実した高校時代を過ごし、自分がなぜ転校したかをポジティブに述べられるようにしておくことで明暗は分かれてくるのではないでしょうか。

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