高校の単位は1年で数えるの?

資料請求はこちらから

翔洋学園高等学校(募集地域
鹿島朝日高等学校(全国)
鹿島山北高等学校(全国)
鹿島学園高等学校(募集地域

高校の単位とは

通信制高校も全日制高校も教育課程表があり、各学校によって科目や単位数には若干の違いはありますが、学習時間数や学習時間の量は単位をもとに決められています。

高校での「単位」は各科目の学習の量を表すもで、これによって全日制高校の授業時間数や通信制高校のレポートの枚数、スクーリングの日数などが決められています。

科目の単位数は学校によって少しばらつきがあります。

全日制高校での単位

全日制高校では1単位は週に1時間の学習量になり、時間割に週に1時間入っていることになります。

例えば国語総合4単位なら、週に4時間ということになります。現役の高校生なら時間割を確認すれば週に4時間入っていることがわかります。

学校によって4単位の科目を2年間に分けて半分ずつ履修することもあります。

特に体育などは3年間で7単位が基本なので、1年は2単位、2年は3単位、3年は2単位など、分けられていることが多いです。

通信制高校での単位

通信制高校では単位数によって、各科目のレポートの量やスクーリングの日数が変わってきます。

通信制高校のレポートの量

国語や数学、地歴公民、理科、英語、保健、芸術はレポートの量は単位数の3倍の添削課題が基本です。

体育は1単位当たり1倍の添削課題 。

情報や家庭、ほかの専門科目については単位数の2~3倍の添削課題 とされています。

通信制高校のスクーリングの時間数

スクーリングの日数も単位数によって変わってきます。
数学や国語、地歴公民、保健は1単位につき1時間。
一方、実習や演習を伴う英語や理科、芸術では1単位につき4時間。
情報、家庭は2~8時間。
体育は1単位につき5時間。

高校の単位認定は2通り

全日制高校なら、学校によってカリキュラムの違いなどから多少差はあるものの、週の授業数は30~35時間くらいに収まっているはずですので、1年間を通して履修し、認められる単位数は30~35単位くらいになっていると思います。

ただし、単位の認定には学校によって2通りあり、通年認定科目と半期認定科目があります。

通年認定科目

1年を通して単位習得を認められる科目を「通年認定科目」といいます。これは1年を通して学習する科目ということなので、4月から学習しテストや出席など問題がなければ3月に単位習得が認められる科目ということになります。

半期認定科目

半年間の学習で単位習得を認められる科目を「半期認定科目」といいます。これは通年認定科目が4~3月だったのに対して、前期(4~9月)あるいは後期(10~3月)の半期で単位習得が認められる科目を指しています。

この場合、1単位の科目でも週に2時間実施されます。1年を通して1単位で週に1時間のところを、半年間でにんていするので、週の時間数を2時間にして半分の期間で単位習得を認めるというわけです。

半期認定科目は学校によっては存在しません、今まで転校生の履修相談を行ってきましたが、かなり少なかったと思います。

半期認定科目のある学校の生徒なら、1年の転校でも10月以降なら数単位持っていることがあります。

全日制高校の1年生が単位を持っているか

基本的にはほかの記事にも書いていると思いますが、1年生は単位を持っていないことが多いです。

1年生でも単位を持っているケースもありますが、半年で単位認定される科目のある学校であれば、10月には単位を持っていることになります。

全日制高校の年生、3年生の単位数は?

2年生、3年生については少なくとも前年度末までの単位を持っていることになります。

全日制高校の2年生であれば、1年生の時にとった単位数として、30単位以上持っていることが多いです。

全日制高校の3年生であれば2年生までの単位の合計として、60単位以上持っていることが多いといえます。

転校の時はこの単位数を引き継ぐことができるので、遅れずに卒業することができます。

卒業が遅れるパターン

例えば年度末の2月とか3月に転校して、通信制高校でも単位が認められない場合。

この場合、単位が出ないのでどうしようもありません。3月はほぼ無理ですが、1年生のとき4単位くらいとらせてもらえるなら、卒業が遅れない学校はあります。

年度末に転校する場合は、卒業が遅れないかの確認が重要です。

4単位取れていれば助けてくれる学校もありますが、0~3単位だと知っている限り助けてもらえません。

もし、あれば紹介させていただきたいので、ご連絡ください。

遅れを最低限に食い止める

ちょっと余談ですが、1年遅れるのはきついです。しかし、半年遅れなら可能です。

もし、前年度の単位が0単位だったとしても、半期で15単位前後取れる学校は多いです。

仮に1年で30単位、2年で30単位、3年で0単位だったとしても、あと半年14単位とれば9月末に卒業可能です。

入学時期が4月と10月であるように、卒業も3月末と9月末に可能です。

通信制高校の場合

2単位までの科目は半期で認定されることが多いようです。4単位は通年で、2単位以下は半期での履修が認められることがあります。

4単位を2年に分けて履修することができる通信制高校もあります。

通信制では半期認定科目の制度がないと困る

半期認定科目ができないと困る理由は、通信制高校では半期で卒業するケースもあるからです。

例えば1年生が10月に入学したら翌年の9月に単位習得が認められるなら、それはそれで問題なさそうですが、3年の9月末に学校をやめて編入を考える人は通年認定科目しかない場合は次の年の9月末まで卒業できなくなってしまいます。

しかし、半期認定科目が可能なら4月に編入すれば9月末には卒業できますし、10月に編入学した場合でも3月末には卒業できることになります。

上手に通信制高校を選べれば、2年生や3年生の途中で中退した人も考えていた期間より短い期間で高校卒業が可能となるかもしれません。

単位は1年ごとに数えるのか?

単位の認定は「半期認定科目」と「通年認定科目」があるので、学校によっては半期でかぞえることもれば、「通年認定科目」しかない学校であれば1年で数えることになります。

全日制高校で「半期認定科目」は大抵、1~2科目です。時間割の中で前期と後期で変わる科目があれば、その科目がおそらく半期認定科目となります。

まずは考え込まず、資料請求したり相談したりしてみましょう。

資料請求はこちらから

翔洋学園高等学校(募集地域
鹿島朝日高等学校(全国)
鹿島山北高等学校(全国)
鹿島学園高等学校(募集地域

タイトルとURLをコピーしました