【簡単】通信制高等学校の仕組み

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高等学校には全日制課程、単位制課程、定時制課程、通信制課程があり、通信制高校はそのうちの一つ通信制課程の高校を指しています。

一般的に通信制高校(つうしんせいこうこう)と呼んでいますが、高等学校通信制課程(こうとうがっこうつうしんせいかてい)ということになります。

通信制高校の目的

通信制課程は学校教育法が制定された昭和23年から高等学校通信制の課程として設けられており、創設時の趣旨としては、「全日制・定時制の高校に通学することができない青少年に対して、通信の方法により高校教育を受ける機会を与える」こととされています。しかし、近年では従来の仕事を持つ青少年に加え、全日制課程からの転・編入学する方や過去に高校教育を受けることができなかった方など多様な入学動機や学習歴を持つ方が増えてきています。

通信制高校(通信高校、通信制課程)の学習方法

通信制高校と一般的に呼ばれる通信制課程の高校は毎日通う必要はなく、出席は決められた面接指導(スクーリング)時間数の出席と、添削課題(レポート)の提出、単位認定試験(テスト)の3つをクリアし、3年間以上在籍し74単位以上の単位を修得すると卒業することのできる高等学校の教育課程の一つです。
ほとんどの通信制高校は単位制で学年制をとっていません。通信制・単位制というところがほとんどです。
通信制高校とは一般的には通信制・単位制課程の高校になります。

単位習得の条件「レポート・テスト・スクーリング」

全日制高校では出席とテストが基本、通信制高校で単位を修得するにはレポート・テスト・スクーリングの3つをクリアすることが必須条件です。
毎日授業を受ける必要がない分、自分の時間が多く持てるのは通信制のメリットです。

レポート提出

通信制高校を卒業するための大切な要素の一つレポート。

25単位の履修で年間70~80課。学校ごとに若干の違いはありますが、締切までに全科目合格する必要があります。コツコツこまめに取り組めば決して大変なものではありません。正式には添削課題と呼びますが、レポート、リポート、課題レポートと呼ぶこともあります。レポートの答えに答え方や回答のヒントを掲載しています。

テスト

定期テストは学校が決めた点数以上取らないと不合格となり、単位が出ません。
基準となる点数は赤点と呼ばれることがあります。
学校によって30点、35点など少し違うことがあります。

落第点を取らなければ合格。大抵、レポートやスクーリングの授業の中から出ますが、ちゃんとやっている生徒については、追試をしてくれたり、予想問題を出してくれたりもしますので、あんまり重く考えないようにしましょう。日ごろの努力が重要です。

スクーリング

投稿して受けなければならないスクーリング、学校によってスタイルは様々。年3~20日程度の出席が必要です。

年間20日ほど。メディアによる学習で3~8日に短縮される学校も多数。
毎週のようにスクーリングのある学校もあれば、合宿型で1週間程度の学校もあります。
合宿が年1回で4~5日のところもあれば、2回に分けて3日ずつ行うこともあります。
レポート、テスト、スクーリング、これら3つの条件を各科目ごとにクリアすれば単位が修得できます。

特別活動

補足になりますが通信制高校とはいえ、特別活動には年間10時間以上参加する必要があります。
内容は各種の式典、体育祭や文化祭、修学旅行のような全日制高校でありがちなものから、声優や歌手を呼んでの特別授業やちょっとしたレクリエーションなど学校によって様々です。
普通に学校生活を送っていれば、参加できるものなので特に気にかけなくても、学校側から連絡があるので問題ありません。

卒業のためには3年以上の在籍

高等学校は全日制でも通信制や他の制度でも3年以上の在籍が必要です。

卒業にかける期間は最低3年必要

通信制高校は最短3年で卒業できます。転入や編入の場合は前籍校の在籍期間を合わせることができます。
3年で卒業できる学校がほとんどですが、4年以上かけて卒業する人もいます。

小中学校は不登校でほとんど学校に行かなかった生徒が、しっかり勉強するために4年かけて計画的に学習を行い十分な学力を身に着け卒業し進路決定することもある一方で、無計画な学習で遊んでしまったり、時間を無駄にして卒業が遅れる生徒もいます。3年以上かかっても通信制高校は単位制のため留年という扱いにはなりません。

通信制高校は単位制をとっているので、卒業に4年以上かかっても「留年」とは言いません。
留年という言葉がないだけで、単位が修得できなければ卒業は遅れますので誤解のないようにお願いしますね。

勉強する科目を決められる「履修相談」

入学すると最初に、学習する科目を担任の先生と一緒に決める学校がほとんどです。
お任せでいいですか?と聞いてくれる先生もいますね。
大学受験を考えているならお任せはせず、志望校を受けるには、どういった科目を履修すればいいか調べておくことが必要です。
そのとき、3年間で卒業するか、もう少し時間をかけるか、あるいは苦手な科目は減らして、得意な科目を中心にするなど相談することができます。

科目ごとに違う学習量のもと「単位」

科目ごとに単位数というものが設定されています。簡単にいうと、中学や全日制の高校で
「週1時間の授業=1単位」
となっています。

例えば?

例えば国語の国語総合という科目は4単位、数学の数学Iは3単位と定められています。
全日制の高校なら国語総合が週に4時間ある学校もあると思います。一方、この単位数は学校によって数年に分けて取得することもあります。
例えば、国語総合で1年目に2単位で週に2時間、2年目にも2単位で週に2時間というケースです。これで合計4単位修得します。
通信制でも学校によって、2単位ずつに分かれている学校も多くあります。
これらを年間20~30単位くらいずつ履修して単位を取り、74単位以上になれば卒業要件を満たし高校を卒業となります。

具体的なレポートの量

通信制では科目によって若干違いはありますが、ほとんどの科目は1単位当たりレポートが3課が基本。

各教科・科目添削指導(回)
(レポート回数)
単位数当たりの回数例
国語,地理歴史,公民及び数学に属する科目3国語総合4単位で12回
数学I3単位で9回
現代社会2単位で6回
日本史B4単位で12回
地理A2単位で6回
理科に属する科目3化学と人間生活2単位で6回
生物基礎2単位で6回
化学基礎2単位で6回
保健体育に属する科目のうち「体育」1体育2単位で2回
保健体育に属する科目のうち「保健」3保健体育2単位で6回
芸術及び外国語に属する科目3美術I2単位で6回
音楽I2単位で6回
書道I2単位で6回
家庭及び情報に属する科目並びに専門教育に関する各教科・科目各教科・科目の必要に応じて2~3家庭基礎2単位で6回
学校によっては9回

※学校によって単位数の違いや、回数が違うことがあります。

スクーリングの日数

スクーリングは正式には面接指導と呼ばれます。
数学や国語、地歴公民は1単位につき1時間。
例えば国語総合という科目は4単位なので、年間4時間の出席が必要です。
一方、実習や演習を伴う英語や理科では1単位につき4時間。
体育は1単位につき5時間。
学校によって若干違いはあります。
最大8割までネットやメディアを使った学習で代替を認められます。
そうすると学校の方針などに違いはあるものの、大体3~8日の出席が必要になります。
特に入学時位に依頼しなくても、学校側が減免になるようにしていますので心配は不要です。
通信制高校は入学地域で見ると広域通信制高校と狭域通信制高校の2種類があります。
当サイトでは主として広域通信制高校を紹介しています。

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