全日制高校から通信制高校への転校を考えるとき、全日制高校が合わないから通信制高校を選ぶのではないでしょうか。通うことのできる通信制高校に毎日通学したからと言って、扱いが全日制高校卒業になるわけではありませんが、全日制高校よりも負担が少なく通学しやすいメリットがあります。
通信制高校の通学コース
まず、通信制高校の通学コースは全日制高校に通学したことにはなりません。入学する学校が高等学校の通信制課程になるため全日制課程とは違います。
しかし、通信制高校の通学コースなら個別の学習サポートを受けたり、自由な時間に登下校してよかったり、全日制で学習の仕方や通学に苦労した人にはうってつけといえます。また、時には行事もあります。
もし、教室で集団で受ける授業が苦手なら、個別の学習サポートは打ってつけの学習方法となります。今まで通りの教室で集団の授業が受けたいなら、それに合った通信制高校を探すこともできます。
気軽に通えて休んでもOKな通学コース
多くの通信制高校には通学コースがあります。全日制高校型の授業をしているところも探せばありますが、多くは個別指導型をとっています。
通学コースのほうが進路には有利かどうか、聞かれることがあります。
これは微妙な質問で、過ごし方次第です。自主的に何か活動をするとかでなければ通学コースをお勧めします。
個別指導型だと全日制高校のような授業らしい授業はほとんどなく、普段は気楽に学ぶことができます。 この気軽さこそが通信制高校のメリットです。
通学することで得られるものといえば、まずは人間関係。それから規則正しい生活。 また、行事なども学校が用意してくれるのでいろいろな経験ができます。
でも、それが疲れるんですよね。だからこその、全日制高校と違って休んでも単位を落とすことのない通信制高校の通学コースなんです。
行事なんかも強制参加させられないケースが多く、自分だけ休んだと思ったらほかの子も休んでいたなんてこともあるので、それほど孤立せずに済みます。
通学コースも週1~5まで様々。学校によって、単に学習スペースを提供するところもあれば、授業形式で進めるところなどさまざまです。
通学コースがすべてではない
ここまで書くと通学コースをお勧めしているようにと思われそうですが、特にそんなこともなく自分で選ぶべきです。
どうしても人間関係が苦手な生徒やどうしても通学できない理由のある生徒もいます。そんな人にはネットのコースなどもおすすめです。目的は高校を卒業して進路を切り開くことであって、人間関係を構築することだけではないからです。
ただ、家にいて何もしなければ学習委が言えるものがなくなってしまうので、趣味や興味のあることには挑戦してみましょう。
ネットのコースにはアーティストのタマゴやスポーツ選手、芸能人などが所属していることもあります。
普段の学習
通信制高校の通学コースでの普段の学習は入学後に配られるレポートを進めること、メディアでの学習が主です。メディア学習は学校によってDVDを使ったり、ネット授業だったり、NHK高校講座を視聴するなど違いはあります。
レポートもメディア学習も、それぞれ自分のペースで学習できます。
全日制とはだいぶ違いますが、違うからこそやっていけることもありますので、通学や教室が苦手な場合は今まで通りの通学して朝から夕方まで授業を受けるスタイルだけにこだわらず、合っているものを選びましょう。。
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