公立の通信制高校は学費が安い

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学費が安いとして紹介される通信制高校は多数あります。ですが、紹介されるのは私立の通信制高校がほとんどです。
通信制高校にも公立と私立があります。 税金で運営される公立の通信制高校のほうが学費が安くなるのは明らかです。

安さなら公立の通信制高校

茨城県にある茨城県立水戸南高等学校通信制の平成30年度の学費です。

初年度

【入学金】500円
【受講料】約4500円
【教育活動充実費】3000円
【諸経費】3500円
【教科書・学習書】約15000円
【フロアーシューズ】3300円
【計】約29800円

次年度以降

【受講料】約4500円
【諸経費】3500円
【教科書・学習書】約13000円
【計】約20000円

学費だけ見ればこんなに安い公立の通信制高校、私立の通信制高校とは比べれば、10分の1程度の学費で比べ物にならないほどの大きな学費の差があります。

なぜ私立の通信制高校が選ばれるのか

身近に通信制高校の生徒や卒業生がいれば、おそらく、多くは私立だと思います。学費にこんなに差があるのに不思議ですね。私立の通信制高校のほうが多いから、それだけでしょうか。いくつか、原因はあると思いますが、わかりやすいところでは退学率があります。

公立通信制高校の退学率が原因 一つかも

通信制高校は公立、私立で学費の差が大きい。しかし、退学率を考えれば半数近くが退学する公立通信制高校と、2割程度しか退学しない私立の通信制高校なら、私立通信制高校のほうが卒業しやすいように見える。

実は一般的に公立の通信制高校は私立の通信制高校と比べると退学率が高いというデータが出ています。平成30年度の統計では約1万1千人入って5千人以上の生徒が退学しています。

公立では半数近くが退学していることになります。

一方私立は全国で4万人近く入学し、7千人近くの生徒が退学しています。

私立では2割弱の人が退学していることになります。

原因は効率の通信制高校のスタイルによってさまざまだと思いますが、割合だけ見れば私立のほうが卒業はしやすそうですね。

私も以前、私立の通信制高校に勤めていたころ、公立の通信制高校から移ってくる生徒の対応をしたことがあります。転校なので退学とは言えませんが、退学という目線だけでなく転学という視点も加えると公立の通信制高校を去る生徒はさらに増えそうです。

高校は卒業してこそ意味がある

私学については確かに学費は高くなりますが、多くの私立の通信制高校では主に通学コースやネットコースなどで、皆さんが円滑に卒業できるように学習をサポートしています。安いからという理由だけで選んでしまうと、もしかしたら、退学など履歴書に書かざるを得ない状況になりますので慎重に選びましょう。

私立でも安いからと選んでしまうと、こんなはずじゃなかったということになりかねませんので、選ぶときはしっかり見学して説明を聞き学校の雰囲気を知ったうえで入学したり、転入するようにしましょう。

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