高校で単位を落すことの意味

高校での単位

高校に入ると単位の話題がでてきます。

理科の単位が取れた、国語の単位を落としそうとか、、

そもそも単位って何なの?という方も少なくないと思います。

単位は学校での授業の量を表しています。中学校でも単位はありますが、意識してこなかった人が多いだけです。

通信制高校での単位数とはで紹介していますが、全日制と通信制では考え方が違ってきます。

全日制高校では単位数は科目の履修に必要な授業の時間数を表しています。

全日制高校では週1回1時間の授業を1単位としており、年間35週で年間に授業時間数は35時間となります。

例えば、国語総合4単位なら週に4時間授業があり、年間授業時間数は140時間であるということです。

https://xn--vuqs0d766aor0b6hl.com/2020/07/11/通信制高校での単位数とは/

通信制高校では基本的には、1単位につきレポートを3回提出します。

4単位の場合は12回提出することになります。

出席日数も科目によって単位数の少ない科目では1単位当たり1時間~多いものでは5時間となっています。

https://xn--vuqs0d766aor0b6hl.com/2020/07/11/通信制高校での単位数とは/

この単位というものを、高校を卒業するためには74単位修得らなければなりません。

では、単位を落とすとはどういうことか、単位が取れず落としてしまったらどうなるか解説します。

ちなみに通信制高校は単位制なので、定時制単位制の方もご参考にしていただけます。

単位を落とす状況とは

高校で単位を落とす状況とは

全日制高校でも通信制(単位制)でも通知票(成績票・通信簿)の年度末の評定に1が付くと単位を落としたことになります。

年度末(三月末)は基本的に2学期制なら後期、3学期制なら3学期になります。

いずれかの科目で1が付くとその科目は単位履修ができなかったことになります。

全日制高校と通信制(単位制)高校での場合についてもう少し詳しく説明します。

全日制高校で単位を落とす状況

全日制高校で単位を落とすということは、一番簡単な言い方は通知票にある科目で1が付くということです。

テストで赤点をとった場合

単位を落とすということ

例えばテストで赤点をとってしまった場合があります。

もちろん、テストで赤点をとっても、基本的に追試があって追試で合格できれば単位は取らせてくれます。補習授業になることもあるでしょう。

それでも点数が取れなかったり、補習授業にちゃんと参加しなかったりすると、先生の判断で成績に1が付いて留年します。

出席日数が足りない場合

出席日数が足りない場合。基本的に全日制高校では、全授業数の三分の一休むと単位が足りなくなります。

学校によって医師の診断書など理由を示すものがない単なる欠席が多い場合は、五分の一休むと留年が確定することがあります。

欠席扱いされない公欠

もちろん、部活の試合で遠征が多くて公欠になっている場合などは欠席の事は気にする必要はありません。

授業は出ていなくても、進学の推薦などで不利になることはありません。

総合的な判断で単位が出ない場合

テストの点数は取れている。それほど欠席もしていない。

ただし、毎回、居眠りをしたり、理由はともかく授業に参加しない。

あるいは他の生徒の学習の妨げになるような授業妨害をした場合などが考えられます。

先生によっては居眠りは欠席扱いにする人もいます。

通信制(単位制)高校で単位を落とす状況

通信制高校ではある科目でレポートを提出しなかったり、提出しても赤点になってしまった場合。スクーリングに参加しなかった場合、テストで赤点をとってしまった場合があり、一つでも該当すると、その科目については通知票に1が付きます。

スクーリングの授業中ずっと居眠りしていたら、欠席扱いになると思います。普通は。

居眠りはスクーリングに参加しないのと同じことなので、年数日程度のスクーリング、ちょっと頑張りましょう。

レポートも赤点だと再提出を促されたり、スクーリングも別の機会に参加するなど学校によって対応はしてくれます。

それでも点数が取れなければ単位は取れません。

テストで点数が取れず赤点を取ってしまい、追試を受けても点数が取れない場合は単位が取れません。

単位を落とさせるために先生方も成績をつけているわけではないので、困りそうなときは事前に相談してみましょう。

単位を落としたらどうなる?

全日制高校と通信制高校では単位を落とした場合、大きく違ってきます。

以下を読んでいただけると全日制高校で単位を落としてしまった場合、どうすればいいかヒントになると思います。

全日制高校で単位を落とした場合

通知票の年度末の評定に1つでも1があると単位を落としたことになり、結果、留年します

全日制高校では単位を落とすと留年します。

留年と言うのはその学年に留まり、もう一度やり直すことを指しています。

留年のことをダブリと言う人もいますね。

同じ学年に留まりますので、結局、単位が取れた科目も全部やり直しです。

翌年度の4月から1つ下の後輩と同じクラスで過ごすことになり、同級生は自分を置いて卒業していきますし、なかなか辛い状況になります。

また、就学支援金は3年分しか出ませんので、最後の1年分は全額家庭の負担となります。

ですが、3月31日現在では、落とした科目以外の単位はとれているので、あまりたくさん単位を落としていなければ4月1日付のタイミングで通信制に転校、あるいは、編入することで遅れずに高校卒業が可能です。

ただし、どのくらい落としたかで在籍期間は違ってきます。

たくさん落とさなければ、基本的には遅れないと思いますが、たくさん落とした場合に限っては半年遅れるとか、1年遅れるということはあり得ます。

納得できない場合は複数の通信制高校に相談してみるとよいかと思います。

ちなみにですが、落とす科目が必修だろうと選択科目だろうと、単位を落とせば留年は確定します。

何単位落としたら全日制高校では留年するかという質問

全日制高校では1単位でも落としたら留年が確定します。

1単位の科目は授業数が少ないので、朝の1時間目なんかに設定されて遅刻しがちだと落としやすいので要注意ですね。

ありがちなのは遅刻3回で欠席1回だからと安心して、遅刻しまくって年度末に危うくなるとか、たまたま同じ曜日に休みが連続してしまったとか、月曜の1時間目とか意外とあるんですよね。

気を付けましょう。

通信制(単位制)高校で単位を落とした場合

通知票に1が付いた科目は単位を落としたことになります。翌年度の履修申告や履修相談の時に、単位を落とした科目を取り直せば卒業が遅れることはありません。

全科目ついてしまうと、全部翌年やり直しで全日制でいう留年に近い状態ですが、1~2年目の段階で1つか2つ落とした程度なら、特に卒業が遅れることもありません。

最終年次に単位を落としてしまうと、卒業は遅れてしまいますが半期で卒業させてもらえる通信制高校なら9月末に卒業できます。

逆に10月に入学する生徒もいます。

学年の途中の単位

学年によって単位を持っているかいないかは違ってきます。1年と2~3年では少し違ってくるので要注意です。

1年生は単位を持っていません

基本的に年度末(三月末)に単位修得が認められた証拠として評定が付くため、1年生の間に通信制高校などに転校する人は単位を持っていません

だからといって、なにか不利な点があるかといえばそうでもなく、苦手な科目を避けたり得意な科目を増やしたりもできるのであまり気にする必要はありません。

2~3年生は前年度分までの単位を持っています

2~3年生は前年度分までの単位を持っています。

大抵の全日制高校は1つの学年の間に30単位くらい取ります。

2年生なら30単位くらい持っていて、3年生なら60単位くらい持っていることが多いです。

高校を卒業するまでには74単位以上取らないとなりません、2年生で単位をいくつか落としたとしても、合計50単位弱あれば基本的に遅れずに卒業できることが多いです。

全日制でも通信制でも単位はちゃんと取りたい

それぞれ様々な理由で単位が取れなくなってしまうこともありますが、基本的には単位をちゃんと取りたいところですね。

どうしても単位を取るのが難しくなってしまう場面もあると思いますが、学校は皆さんに単位を出すために授業をしたりテストをしています。

決して留年させたり、単位をとらせないためにやっているわけではありませんので、単位を落としそうなときは事前に担任の先生や科目の先生に相談しましょう。

困る前に資料は集めておこう

資料はタダで集められます。もし、留年が決まりそう、あるいは微妙な状態なら資料は先に集めておきましょう。留年しなければ転入しなくてもいいし、早めに集めておくことで締め切り時間の綱渡りのような状態は避けられます。電話がかかってくるのが迷惑な場合は「電話説明不要」を選べます(それでもかかってきたらすみません💧)。

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