15年以上、ネットの通信制高校に関わり、さらに増えているのでいろんな学校のいろんな情報を目の当たりにしています。15年前とは取り巻く環境も違っているのですが、一貫して変わらないこと、経験的にわかったことがいくつかありますので、以下に列挙します。
経験的に分かったこと
良いこと悪いことというより、分かったことを列挙します。
自分で考えて動けるか動けないかによる様々な影響
- 学校からの連絡の伝わり方への影響
- ネットでのサポートだけでは足りない生徒も多くいる
- 通学できる通信制高校に転校したケースや通学コースに変更するケースもあった
- 自分で考えて動けないタイプでも、保護者や兄弟のサポートで単位を修得できたケースは多い
- 発達障がいなどで、学力に不安のあるタイプ
- 一人ではモチベーションが上がらないタイプ
学習コンテンツの生徒への影響
- 学習コンテンツが生徒にどう影響するか
- 学校で独自に用意しているものや教材会社が提供するものどちらか使っている学校、両方使う学校など様々
- 学校独自のコンテンツは先生の顔が見え、生徒にとってはモチベーションは上がっているように見えた。
- コンテンツが用意されているにもかかわらず、ネット検索のサジェストキーワードには”○○高校 レポート 答え”のようなものが表示される。
- 重要なのはコンテンツとは必ずしも言えない
- 派手なコンテンツに魅了され入学るケースもあったが、結局、ノーマルな学習コンテンツしか利用していないタイプの話を何度か耳にした
- 一方でコンテンツを十分活用する生徒もいるようで、生徒数が多いところではチャットなどは良く動いているらしい
- しかし、トラブルになったケースも耳にしている
- 個々の生徒の学習意欲によるところは大きい
- レポート、メディア視聴は紙でもフォームでもやらない人はやらないし、学習意欲が高い人はは早い段階で終わらせる。毎年ぎりぎりになる生徒もいる。通学していても同様だが、ネットで自宅でやるとなると周りを見て考えるということは難しそう。
- どんな生徒が利用していたか
- 不登校経験のある人
- 発達障がいのある人
- 働いている人(スポーツ選手、芸能人、芸術家、フリーアルバイター、個人事業主etc)
- 自由に学びたい人
- スクーリングや特別活動への参加
- 不登校経験があっても頑張って参加する様子は見られたが、稀にスクーリングに参加できない生徒もいて、単位が取れないケースもあった
- テスト
- 自宅で勉強している生徒でも、通っている生徒でも大差はない
ヒアリングされたらたくさん出てきそうですが、経験的に思い出したところです。
実はまたサポート校の方でネットコース復活したいかなと思っていて、まとめてみました。なにか、お役に立てれば幸いです。