全日制高校の3年で単位を落としそうはよくあるのですが、「落としてしまった」というケースは、あまり情報がないので結構悩むんじゃないかなと思ったので記事にしてみました。
早い段階でわかったらすぐに転校準備
だいたい、全日制高校で3年になると1~2年までに60単位くらい履修済みになっていますので、60単位ほど単位を持っていることになります。
卒業に必要な単位数は74単位ですから、残り14単位とれば卒業できるから、半分くらい単位を落としても大丈夫だろう。と考えてしまいそうですが、全日制高校は1科目でも単位を落としたら、留年する仕組みになっています。
1年でも、2年でも、3年で卒業がかかっていても扱いは同じで留年します。
もし、1月より前に留年が確定しそうな場合、1月に入学しても14単位以上履修させてくれる学校に転校しましょう。
10月の段階で出席日数などで確定してしまっている場合は、ほとんどの学校が受け入れてくれます。
入試はあるので絶対とはいえませんが、いずれも即転校してちゃんとレポートやテスト、スクーリングをこなせば大抵の通信制高校では3月に卒業させてくれます。
高校3年で1月以降に留年が確定してしまったら
1月を過ぎると転校の受け入れ先は、非常に少ないと考えてよいと思います。
留年が確定した場合、卒業は遅れるものの最短で半年遅れの翌年度の9月末に卒業はできます。
仕組みとしては、全日制高校では留年が確定しても3月31日の段階では、単位が認められています。
しかし、4月1日になるとリセットされてしまいます。ですので、4月1日付で転学か編入しないとなりません。
つまり、3月31日付で退学して4月1日付で通信制高校に入学すれば、単位は1~3年分持ったまま通信制高校に入学でき、比較的、ラクに卒業可能です。
書類が間に合わないのでは
「3月31日に書類を用意してもらって、4月1日に通信制高校に送っても書類が間に合わないのでは?」
と考えそうですが、間に合います。
通信制高校の入試担当の先生に相談してください。
間に合うように学校と連絡を取り合って、うまくやってくれます。
その時、通信制高校の先生が状況に応じて、転入より編入のほうがいいとか教えてくれます。
74単位以上持っている場合
もし、通信制高校に入る段階で74単位以上持ったいるとしても、ある程度、学校のほうで何単位以上は必ず履修することなど学校独自のルールが決められていることがほとんどです。
そのため単位習得しないとなりませんが、74単位以上取ればOKなのでなるべく取りやすい科目でクリアしていきましょう。単位を取って必修の要件を満たし74単位以上の単位があれば9月末には卒業できることになります。
9月末に卒業すると、翌年3月まで半年間、履歴書が空白になるので、あえて、受験のために1年残る人もいます。
それぞれ考え方はあると思いますが、どれがいいというのはありません。
自分に合った方法が見つけられるといいですね。