今、高校に在籍している皆さんなら、ほとんどの場合は通信制高校に転校できます。
私立の通信制高校と公立の通信制高校で違いがあるのでちょっと解説します。
私立の通信制高校の場合
私立の通信制高校は大抵、4月~1月まではほとんどの通信制高校で毎月1日に受け入れがあります。しかし、2月、3月になると転校できる学校とそうでない学校が出てきます。
1月以降の受け入れができる学校とそうでない学校は何が違うかというと、都道府県ごとの教育委員会の方針の1番の問題のようです。
1月以降の受け入れができない学校で、厳密に1~3月厳密に受け入れができないかというとそういうことでもなく、単位が認定されないけど受け入れますとか、そういった無意味な状況になります。その場合は卒業が大抵遅れます。
公立の通信制高校の場合
公立の通信制高校は私が知る限りではほとんど4月と10月で、しかも、10月については生徒の在籍数に余裕(空き)があればということになってきます。
修学支援金でなくなる?
修学支援金は出なくなるのか心配だと思いますが、転校してきてから残りの月数分は支給されます。また、前籍校で履修していない科目なら全額出るケースもあるようです。基本は違う科目を履修すればその分の修学支援金は出るようですが、そこは学校というか担当者によっていうことが違ったりすることがあるので要確認です。
3年生の1月でも転校できる?
1~2年生は割と10月くらいが転校のピークで、そのあとは11月12月くらいで大抵の方が落ち着きます。稀に1~2月も転校の相談を受けますが、認定される単位数が少なくなってしまうことがあります。
といっても、修学支援金をほぼ使い切った1月以降、単位数が少ないのはメリットと考えても良いと思います。
つい最近確認した情報を複数出したいのですが、卒業が遅れることのない学校だけご紹介いたします。
各学校の先生方にお話を伺ったところ、岡山県の鹿島朝日高等学校、石川県のアットマーク国際高等学校の2校でした。
鹿島朝日高等学校は15単位以上、石川県のアットマーク国際高等学校は10単位以上履修しないとなりませんが、大抵15単位くらいはとることになるので多いとか少ないとかの問題にはなりません。
1月以降の転校では単位が取れない学校や学校の方針で半年卒業が遅れる学校もあるので、事前に確認しておきましょう。転校を受け入れてくれたからちゃんとやれば卒業できるということではないので、注意が必要です。
高3の転校なら大抵14~15単位履修すれば大抵問題なし
高校3年生が転校する場合、全日制の高校の生徒だと大抵は60単位以上履修済みになっています。1年で履修し単位認定済みの30数単位、2年で単位認定された30数単位、3年はまだ単位認定されていないのでこれから通信制高校で認定を受けることになります。
履修については入学時に通信制高校の先生が一緒に考えてくれるので問題ありません。
転校後の少ない期間での学習は大変か?
これは学力の差がはっきりするところで、私が運営するサポート校で見ている限り、レポートについては偏差値の高い学校から転校してくる生徒はすぐに終わってしまいます。学力の低い生徒は本当に大変そうで、サポートなしにはなかなか終わりません。もちろん、学力が低くてもレポートに向いている生徒というのもいて、水を得た魚のようにめきめきと実力が伸びる生徒というのも確認しています。
人によって違いますので、勉強に自信がなければサポート校にいって教室で自習だとしても勉強することで生活のリズムができ、勉強しやすくなるのは間違いありません。
やっぱり、みなさんまだまだ若いです。遊びすぎたり、バイトし過ぎたりして自分をコントロールできなくなってしまうケースを多々見ていますので、あまり過信せず、人を頼るのも勉強だと思ってサポート校は活用しましょう。